鳥取フーズプロジェクト「へっこき芋」
干し芋の魅力を掘り起こして!
干し芋の魅力を掘り起こして!
とことんこだわった
干し芋なのになかなか売れない。
砂地が多い鳥取の沿岸部。ここは、砂地で伸び伸びと育った良質なさつま芋が育ちます。でも、鳥取で見かける干し芋はどれも中国産。それならばと、鳥取県境港市にある社会福祉法人「まつぼっくり」は立ち上がります。ところが、立ち上がってみたものの、干し芋に適した芋苗を探すのに四苦八苦。7年前にスタートした干し芋づくり。3年かけて、土地に合う十三種の芋を試した。そしてやっと、5年前に商品化に漕ぎ着けることができました。
製造にもとことんこだわっています。高温で表面を焼き旨さを閉じ込める。その後、低温乾燥でねっとりと半ナマに仕上げる。とろりとした甘みがやみつきになる。黄金の色、まっすぐな形と、干し芋の究極を目指しました。まつぼっくりは自信を持って売り出したのですが。
期待とは裏腹に、商品は売れない。こんなに甘くておいしいのに!と、どれだけ叫んでも、誰にも声が届かない。そんな時に、鳥取県障害者就労事業振興センターから紹介されたのが、私たちジャパンフーズプロジェクト。新たな干し芋の魅力を掘り起こす共同プロジェクトがスタートしました。
効能と効果に着目。
ネーミングで話題性をキャッチ。
甘いうまいと謳っても、差別化はできません。そこで注目したのが、干し芋の「効果」。干し芋を食べると、食物繊維が整腸作用を促し、おならが出やすくなる。おならが出るということは、腸から健康を促している証。共同プロジェクトは、おならがコンセプトになりました。
もちろん、商品におならを想起させる言葉を使うことはひとつのチャレンジ。でも、お土産として買ってくれたら、おならをネタに笑いが生まれるかもしれない。甘いうまいと宣伝するよりも、このくらいのインパクトを持たせた方が、きっと注目してくれる。商品を通じて笑顔が生まれるはず。商品名は思い切って「へっこき芋」。干し芋が持つ効果を、ストレートかつ大胆に表現しました。
「へっこき芋」は絶賛発売中。甘い!という声よりも、面白かった!みんなが笑った!そんな声が聞こえたら嬉しい。干し芋を食べて、おならをして。みんなで健康な社会を掘り起こしたい。
鳥取フーズ
プロジェクトパートナー
TEL:0859-21-8561