愛知フーズプロジェクト「おおぞねビール」

人がいなくなった商店街。
出掛けたくなる仕掛けをつくる

賑やかなあの頃の商店街へ。
活気をつむぐ一杯を。

名古屋の玄関口として栄えた六差路の街、大曽根。かつてこの街には、活気あふれる商店街がありました。しかし、昭和から平成にかけて行われた再開発事業により商店街は分断。人の流れが途切れ、衰退してしまいます。そんな中、特定非営利活動法人わっぱの会の理事長、斎藤縣三さんは、商店街の復活に向け立ち上がりました。「私たちは、三八年前から、ここ大曽根で当時では珍しい無添加のパン『わっぱん』を障害者と共に製造。誰もが安心して食べられるパンをつくり続けています。」と斎藤さん。

 

目指したのは、わっぱんのような地域に愛される商品の開発。思いついたのは、大曽根初のクラフトビールづくり。しかし、ビールづくりは簡単ではありません。ビールをつくるための事前準備、職人の育成、醸造所の設置など、多くのハードルがありました。さらに、実際のビールづくりでは、気温と湿度。麦芽も酵母も、一定ではありません。仕込みから発酵段階へと移るまでの八時間は休憩なし。職人はその間、醸造所から出ることはほとんどないと言います。

ロゴマークに込めた思い。
歴史をつむぐデザインを。

ジャパンフーズプロジェクトでは店舗ネーミングからロゴマーク、ラベルデザインを提案。六差路をモチーフに、障害者も健常者も、ここ大曽根で共働し共生していく様を表現しました。
さて、試行錯誤を繰り返してきた大曽根初のビール。少しずつ大曽根らしさが味にも表れてきたと言います。この秋には、大曽根商店街に、醸造所にパブを併設した「ブリューパブおおぞね」もグランドオープン。誰もが楽しめる場ができます。
おおぞねビールからはじまる活気ある大曽根商店街。賑わいの中へ、さあ出かけよう。

愛知フーズ
プロジェクトパートナー

特定非営利活動法人わっぱの会 〒462-0825 愛知県名古屋市北区大曽根2-11-8 ブリューパブおおぞね
TEL:052-913-3201