福島フーズプロジェクト「十年油」

福島産で
健康長寿を謳う

健康食材として「十年」と
呼ばれていたえごま。

福島産における風評被害は過去のものではありません。どんなに安心安全を謳っても、まだまだ福島産への風評は消えていないと言います。風評被害により、農業離れも起き、耕作放棄地も増えました。それと連動するように、農家の高齢化も課題になっています。
福島県伊達市は、それらの困ったに悩んでいました。そんな状況を見過ごすことができないと、社会福祉法人ひろせ福祉会の三浦正一さんと、福島県授産事業振興会の渡部栄昭さんは立ち上がります。

 

その解決策として着目したのが健康食品のえごま。えごまは、福島では古くから健康食材として生産されてきた食材。どこの家にも当たり前のようにえごまを育てていたと言います。
しかし、実際に販売してみると、思ったほど話題にならない。話題にする方法も知らない。食材としては、最適だと手ごたえを感じていたのに、販売に結びつかなかったのです。

福島ユナイテッドFCとの連携。
スポーツと健康でPRしていく。

ジャパンフーズプロジェクトでは、ストーリーを大事にしています。ブランディングを進めていくうちに、福島では、「えごまを食べると一〇年長生きできる」と親から子へと言い伝えられているとう話がでてきました。その中で、いつの頃からか、えごまは「じゅうねん」という名前で呼ばれていると言います。
風評被害の声を静めるにはこれしかない。福島産で、10年長く生きる。商品名は、十年油とシンプルに伝えることにしました。福島県産えごま100%の食用オイル。もちろん自然栽培。障害者が育てている食品です。

 

しかし、それだけでは、消費は動かない。買ってもらうには、科学的根拠と信頼が必要になります。
ジャパンフーズプロジェクトの特長は地域のスポーツチームと連携を図っていくこと。J3に所属する福島ユナイテッドFCに、ジャパンフーズプロジェクトへの参加を呼び掛けました。活動のことを話すと2つ返事で快諾してもらえました。この冬には、福島ユナイテッドFCの試合会場で十年油を販売。多くのファンにPRしてもらっています。今後は所属選手に協力してもらい、効果・効能におけるエビデンスを取ることも考えています。
寿命の長さを誇る時代は終わり、健康長寿こそみんなが望むものとなりました。震災から10年。福島フーズプロジェクトが、健康長寿の未来を創ります。

福島フーズ
プロジェクトパートナー

社会福祉法人ひろせ福祉会 〒960-0754 伊達市梁川町字栄町48 
TEL:024-577-2231