愛知フーズプロジェクト「唐辛子」
辛くて旨い、
農福連携の唐辛子
無肥料・無農薬のとうがらし。
辛くてコクがあると評判になる。
2015年、名古屋市中川区に「やりたいことをやる」障害者施設として立ち上がった「ぽかぽかワークス」。農業との出会いは、自然栽培パーティ全国フォーラム※。施設長の工藤勉さんは「こんなに利用者の方が生き生きして、地域にも出ていける。すぐに参加を決めて、それからは、ひたすら農業について学びました」と話します。
手探りではじめた農業は六年目にして田んぼ四ヘクタール、畑を60アール管理する立派な農福連携の事業所になりました。
「農業をはじめても、利用者の工賃アップはまだまだできているとは言えませんでした。何か特産物はないか。そこで出会ったのが知り合いの焼肉店から聞いた唐辛子でした」。
唐辛子は、香辛料として人気があり、加工することで保存が利きます。取引先も、知り合いの焼肉店などいくつかあてもみつけました。四苦八苦しながらも唐辛子は、一年目から収穫でき、辛くてコクがある味がすると評判になりました。
すべて自家採取でとうがらしを育てる。
どこまでも辛くてコクて、
安心安全な唐辛子。
「自然栽培の影響もあるかもしれない。それに安心安全という価値もある。」唐辛子は、ぽかぽかワークスの人気商品となりました。
しかし、ここにきて気になることがあると言います。それは、辛くない唐辛子が出てきたこと。種取りも行い自家採取で育ててきた。辛味もコクも、種取りから丁寧にしていかないと、味が弱くなることに気がついたそうです。
2021年の今年は、従来栽培していた韓国唐辛子に加え、京都の黄金唐辛子を植えました。この品種は、日本一辛いとされる唐辛子のブランド品。この圃場で、自然栽培で、どう育つか。どんな辛味がするのか期待が膨らみます。
秋にはこの黄金唐辛子ができあがると言います。自家採取で育てている唐辛子も今年はしっかりと辛味が強い唐辛子を選び種植えしました。栽培規模も30アールと畑の半分を占めるようになりました。ぽかぽかワークスからひりひりワークスへ。きっと舌がしびれるような激辛唐辛子が収穫できるはずです。
愛知フーズ
プロジェクトパートナー
TEL:052-398-6320